Simplexケトル
仕事場を掃除し、家の窓を拭き、一年のほこりを払う。
最後に仕事場で愛用のヤカンを磨き上げれば終わり、すっきりした気分になる。

年の瀬、顔をつきあわせれば「あっという間に一年だね」と皆毎年同じことを言う。
「そうだよ、あっという間におじいさんだ」と返すと「わお!」と小さな悲鳴を上げる。
ここしばらくは一年をしのぐだけで精一杯の日々がつづく。
迎える年は「楽になれば」とまでの贅沢は思わないけれど、
せめて懸命に仕事だけをしていれば心配なく食べていける時代にはなって欲しい。
冷える年越しに家族と仕事の無事を感じれば、一家や社の主は今、それだけで幸いと思う。
単調な時間を送った人は短く感じるというけれど、
多くの忘れられないことがあった人もやはりあっという間ではないだろうか。
ただ、思い起こすことが多い分、生きた実感が大きいということだろう。
20歳前後の頃、ノートにいくつかの目標というか、お願いに近い言葉を書き付けたものだ。
どれもあまり十分達成できてはいないけれど、
どういうわけか「七難八苦を与えよ」という甘ったれの芝居じみた願いだけは叶ったと
実感するこの年の瀬である。

このローカルブログも気がつけば今日、アクセスが20000を越えていた。
面白くもない私の独り言と画におつきあいいただいた方、心から感謝いたします。
よい年をお迎えください。
スポンサーサイト
元日はとても美しい夕日が見られました。
よい年になりますように。
Dragon-egg
タマゴの中は松ぼっくりです。
スライド1

Blogを立ち上げてから一年になりました。
一度は置いた筆をふたたび手にとって二年弱になります。
ここでとりたてて気負って申し上げることもないのですが、
個人で思っていること、描いている画を誰かに聞いていただき、見ていただく、
そのために自分の考えを整理する。
デジタルへの好き嫌いにこだわることもない、
Blogというのはありがたく、なかなかいいものです。

~ものというのは、目の前に見えているそのままではない。~

は、オキーフの言葉だったか。
この一年の日本に、残念な意味で象徴する言葉だと思います。

今また描いている画があり、構想している画があります。
ここを見て、読んでいただける方へ、
今後ともどうぞよろしくお願いします。
20110101_NewYear
よろこびと笑いのある年となりますように。
今年もよろしくお願いいたします。
スタート

20歳になろうというとき、突然デザイナーを志す。
デザインなのだから専門学校へ行けばいいのに
一番難しい門をくぐり抜けようと決心し、芸大(京都)を受験、
描写は初年度からかなりよい得点だったがその後、
6年の長きにわたり失敗を繰り返す。
しかし修行中に触れた純粋芸術の魅力に強く動かされ、
次第に日本画を志向するようになった。
入学後はデザインと日本画の両輪修行をしようとひそかに計画していたが
受験6年目の失敗後、「来年仮に入学できても卒業は30歳」という
救い難い理由からついに断念。
晴れて完全フリー(六浪経験アリの無職)の人となる。
1987年、突如東京に現れて職を探し出す。

それから自分の足の下にはたっぷりと水が流れ、
東京郊外のインチキデザイン事務所での誠実な営業職を皮切りに、
回り道しながらも念願のデザイナーになる。
遙かに思えた「独立」も6年半前になんとか達成。
以後、花の都パリへ社員旅行に出かける程度のプチ成功を経て
現在「100年に一度の不況」を経験中。
家庭内では妻一人、子供二人をなんとか扶養中。

以上が私の簡単な来し方の記です。
そんな私が今、かつて折った絵筆をふたたび手にして
時代に逆行するとも思える油絵を描こうと思い立ちました。



WHAT'S NEW?