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Neocolor2

蒲田にスケッチに出かけた折、ユザワヤの画材売場へ寄った。
出かけた先に古書店や画材店があると、どうも素通りできない。

最近使い始めたカランダッシュのネオカラー2という画材、
タッチや紙面に置いた色彩が色鉛筆に似ていて、
パステルよりは淡白で優しい印象がある。
ソフト、オイルなどのパステルと違って、
完成後にフィキサチーフ塗布が不要なのもいい。
消しゴムで消すことも可能だ。
(色鉛筆用ので消せると思うけれど、私はクーピーペンシル用を使っている)
このメーカーの画材、製造色数が126色と充実していた。
「していた」と言うのは、今の時点で42色の廃番が決まっているからだ。
126色のセット売りが無くなり、最大が84色セットになるのに合わせて、
実に全色の1/3が製造終了になった。
ちなみに油性のネオカラー1の方は全部で40色と、もっと少ない。
これでは専門家用とは言えないのではないだろうか。
でも「専門家」とはいったい何だろう。

一人が使う色はせいぜい3〜40色ほどで十分だとしても
人それぞれで好みの色や、描くモチーフでよく使う色は違ってくる。
学生の頃は絵の具も色鉛筆も12色のセットの混色で、何でも描いた。
今は夕暮れ時に描くことが多いので、時間との競争になっている。
混色していては日没に間に合わないことが多く、数を持つようになった。
(油彩、水彩の絵の具は、未だに15色くらいで間に合っている)
ある人に不要な色も別の人には不可欠だったりする。
だから品揃えとして126色あるというのは、描く側にはとてもありがたい。
むしろセット売りしている、メーカーが基本色だと思っている色には
実際には使えない色が意外に多かったりする。
84色のセットにも入っていない色の中に、私の基本色があったりする。
私はあまり使わないけれど、廃番のネープルスイエローなんかは、
絵の具だったら基本色にしている人も多いような気がする。
カタログで廃番になる色を詳細にみてみれば、
私には結構大事な色が廃番になるのが無念だ。
絵の具とクレヨンとでは色味が違っているものが多いけれど、
それでもやはり「こんな色を無くすかなぁ」という感じである。

廃番色は何年か前に決まったようで、「在庫限り」になっている。
近くの画材店には、ほとんど置いていなかった。
それがついでに寄った画材店で、
廃番の色がほとんど揃っていたのだから、これは嬉しい。
大げさなようだけれど、ちょっと夢を見ているような感じだ。
後日新宿の世界堂に寄ったら、さすがに廃番予定の色もまだかなり在庫していた。
さて、無くなると聞けばいじましいもので、
「ここまでは使わないかな」と思うものまで余計に買ってしまう。
15色ほどの少ない色数で描こう、と思って使い始めた画材なのに、
手元の缶には入りきらず、早くも30色を超えてしまっている。
ただしこの水溶性クレヨンという画材、湿気に弱く経年劣化するので、
保管には少し注意を要する。
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主にホルベインのガッシュを使っている。
チューブラベルのデザインもいい。
でもこれを使う一番の理由はそのフタにあって、
わずか半ひねりで開けられる点にある。
使っている不透明水彩絵の具の中にはあまり使わない色があって
中には学生時代の使い残しもあったりする。
その新旧のチューブは一見なにも変わっていないように見える。
(手元に残っている一番古いチューブは、ラベルもフタの色も違っている)
写真でフタの部分を拡大して見ると、両者でネジ山の数が違うのがわかる。
右のイエローがが古いチューブで、左の白が新しい。
(古いのはいつ頃買ったのかわからない)

ガッシュ-1

これで何が変わるかというと、
右の古いチューブではフタを2〜2.5回転させないと開かないが
左の新しいのは0.5の半回転、つまりひとひねりで開けることができる。
小さなようでこれは発売時にはすごく大きな進歩だったろうと想像するけれど
いつ頃改良されたのだろうか。
ここ数年ではあり得ず、
ひょっとしたら10数年前には改良されていたのかもしれない。
今さらながらの発見であった。
とりわけ外での写生作業の時にはストレスが少なく、
そう意識して開けてみればやはり気分爽快だ。
私なら「いいね!」の連打である。

開けやすいということは外気に触れやすいということでもある。
ガッシュは使い切るまでのサイクルが短いので、
乾燥による絵の具の固化をそれほど気にしなくていいのだろう。
5mlチューブしか持っていないけれど、
同じホルベインでも透明水彩は1.5回転だった。
ちなみに下の写真右端、ウィンザー&ニュートンのチューブは
1〜1.5回転で開けられた。(指の動きからすると2〜3回ひねり)
ホルベインが英国製を上回る(?)こと、ふたひねり(1回転)である。
小さな改良ではあるけれども、その違いは大きい。
こういうところがやはり日本のメーカーだ。

ガッシュ-2

ホルベインのチューブはW&N製よりも太くて
内容量もそのぶん多く思えるけれども、
標記によるとホルベイン15mlに対し、W&N社は14ml。
その差は1mlしかない。
これもなにか工夫があるのだろうか。
イーゼルは仏製Jullian社のを使っていた。
英語に堪能な友人(先日の記事のボリウッドマン)に頼んで
アメリカから購入したこの堅牢な野外イーゼルが製造上ハズレの品だったようで
どうもゆるいと思ったらネジ穴の山が馬鹿になっていたり、木の部材が割れたりと
早くも数カ所修理の手を入れて使っている。
品質において世界的に評価の高いウィンザー&ニュートン社の絵の具も
シリーズによっては今やMade in Chinaになっているそうなので
こちらもアメリカから買ったとはいえ米国経由の中国、
ないしどこかのアジア製ではないかと思ったりする。
というのは、南の国の木材は柔らかく、作業員はそれに慣れているせいか、
堅い木材の加工は荒いことが多いからだ。

ところで部屋のスペースの問題で、さらに小さいイーゼルを探すことになった。
軽くて小さいものはいくらでも市販されているが、ここでも「古い物好き」が顔を出し、
結局ネットで物色して購入したのがこの銀座にある老舗画材メーカー月光荘のイーゼルと、
これと組み合わせて使う画箱である(偶然同じ時に買うことが出来た)。
月光荘イーゼル
pastel-ex_12

前回につづき、
手元にあった別のオイルパステル用のフィキサチーフを使って、
苦し紛れの実験をしてみた。
上の左(A)は前回にも使った、パステル専用のフィキサチーフ、
右(B)はオイルパステル、重色用(加筆用)の一時定着剤(ターレンス社)。
これを使ってやってみる。
なぜこれを使ってみたかというと、
ジェッソが通常のフィキサチーフをはじいているかもしれない、と思い、
ならばオイルをなじませる(B)ならどうにかしてくれるのではないか、と思ったわけだ。
ソフトパステル(以下パステル)の描画を自己流に試行錯誤している。
一昨年購入したパステルがどうも肌に合わずにほったらかしていたのを
再び手に取るようになったのは、ジェッソの下地の上に描いた絵肌がとても良かったから。
しかし定着用に吹くフィキサチーフが、色の変色を起こすと同時に
塗ったパステル面をマダラにしてしまう。
これを何とか解決できないかと、自分でいくつか実験して検証してみた。
コメントでもジェッソについての質問が多かったので、
大ざっぱな実験ですがここに書いておきます。なにかの参考にしてください。

あくまでも私の個人的な方法に派生した疑問の検証なので、
もっと本質的な回答が、どこかの入門書に書いてあるかもしれない。

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