子犬(オイルパステル)

犬はそうなんだろうか。
オイルパステルが好物で、ちょっと目を離すとくわえていって、
キャラメルのように噛んでいる。
こちらも噛みやすいのか、スケッチブックの角にも目がない。

頭のところの色はこんな感じだけれど、
胴のところの茶はまだつかめきれていない。
そう思ってイエローを手に取ろうと思ったら、
ポロポロと黄色い破片が後ろに散らばっていた。
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Chacha-03(オイルパステル、水彩)
Chacha-02(オイルパステル、水彩)

ようやく洗うことができたけれど、
人のように頭からワシワシ洗えるわけじゃない。
頭を洗い残しただけでもこんなに臭う。
安心しきって眠っているが、自分で臭くはないか、おい。
子犬(オイルパステル)

わが家に子犬がやってきた。
NPOの動物愛護団体から譲り受けたもので、もとは捨て犬だった。
拾われたときにはまだヘソの緒がついていたそう。
以前から犬を飼いたいと言っていたのは私以外の家族。
生き物の世話が苦手、もしくはまったくできない家族の中で、
人間に近い感情を持つ生き物を、育てることができるのか。
セガレが夜店ですくってきて鯉並みに成長した金魚の世話を
一人でやってきた私は犬を飼うことに反対であった。
そんな心配をよそに、引っ越した新居が「犬飼育可」とあったのを幸い、
妻が半ば強引に話を進めて今、足下に子犬がいる。

以前、こういった愛護団体の施設にやってくる犬というのは
ほとんどが捨て犬だったらしい。
それが今は、定年退職後に子どもがわりに飼い始めた犬を、
高齢になって自分が施設に入らないとならなくなったり
犬よりも飼い主の寿命が先に来たりしてやってくる犬がとても多いらしい。
老犬の新たな引き取り手などあるはずもなく、
殺処分をまぬがれてやってこれた犬は幸運としか言いようがない。
しかしそういう犬を引き取る団体側の苦労は想像以上で、
事情を口にする職員の人の言葉は悲鳴に近い。

施設では20匹以上が畑の中を、放し飼いに近い環境で育てられていたため
いただいた子犬もまたおそろしく臭い。
引き取ると同時に予防接種を受けたので、3日ほどは身体を洗えない。
しばらくはこの臭気との戦いだ。
「犬洗い、一匹百円」
野坂昭如がそんなバイトをしていたと、昔CMで話していたな。
こんな臭くても百円で洗ってくれるだろうか。

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