大きな樹のある町

ご紹介する作家の二人目は、こちらも手芸作家の森麗子さん。
(高齢ながらご存命(たぶん)なので「さん」付けで。
 同じ刺繍作家の同姓同名の「森れいこ」とは別人)
今年90才になられた。(情報が少なく、たぶんご存命だと思う)

面を生かして「静物画を描いた宮脇綾子作品」、
線のタッチを生かして「風景を描いた森麗子作品」、
どちらも今見ても少しも古さを感じない。
むしろ、長い不景気の時代に「癒し」味のデザインがもてはやされる昨今、
時代の感性のツボにすっぽり納まっているように見える。
女性なんかは作品を一目見ただけでため息をつくかもしれない。
ちなみに彼女が主宰する「ガブロム工房」のガブロムとは
フィンランド語で「かわいい」の意だそうだ。

これはデザイン、イラストだろうか。
しかしどれも類型に陥らず、つねに新しい風景がある。
そんなことより何より、
作者が針を持っている時のときめき、楽しさ、
完成した作品を見る人達の歓声は想像してあまりある。
ひと針ひと針、長い時間をかけて布の上に綴った
心象風景とも受け取れる景色は北欧だろうか、
ほとんどが見たことのない海外の風景にもかかわらず、
今や「おじさん」ど真ん中の私にも、深いノスタルジーを呼び起こしてくれる。
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