アメンボ素描

急にカエルを見たくなって洗足池へ行ってみた。
ここへは何年も前、足と手が出てきてほぼカエル化したオタマジャクシを
セガレ達と大量に逃がしに来たことがあった。
その時は何月だったろうか、池のあちこちにはカエルの産卵の跡が見られた。

今日は今にも降ってきそうな空の下、周囲を一周してみたが、どこにも見つけられなかった。
50cmクラスに成長したおびただしい鯉と、大きなミドリ亀ばかり。
浅瀬を見てもオタマジャクシさえどこにも見えない。
立て札によると、ここにはスッポンがいるらしい。

隅の浅瀬にアメンボが滑っていた。
ここもすぐ近くまで大きな鯉が口を開けて泳ぎ回っている。
アメンボは獲物を探すよりも風で鯉が口を開けて待っている深い方へ流されないよう、
懸命に水面を回っていた。
やがてぽつぽつと、雨が降り出した。

アメンボ
(SM、油彩)
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