屋上遊園地油彩、P3)

デパートで都内最後の屋上遊園地が先月閉園した。
都内に限らず、全国でももうわずかしか残っていないこの施設、
昭和、それも30〜40年代にはデパートの屋上にはなくてはならないものだったが
デパートそのものの存在意義が揺らぐ現在、
アトラクションの構造が基本的に昭和から変わっていない屋上遊園地は
残っていること自体、不思議と言えば不思議だった。
しかし子供が小さい頃、アウトレットパークに行けば機関車の遊具に乗せて十分楽しんでいたから
同じようなものがある屋上遊園地は今でも使えない施設だったわけではないのだ。
どこの遊園地であれ、今や家族で一日遊べば数万円の散財となる。
買い物ついでにせいぜい1000円で子供を遊ばせられるのは
考え方によってはお父さんの財布に優しいお出かけ先だったことになる。

ところで、屋上遊園地の中でも観覧車付きとなるとさらに数が少ない。
この一年であっという間になくなった都内屋上遊園地数カ所のうちでも、
蒲田の東急プラザ屋上にあったものは唯一のものだった。
ネット情報では、日本全国でもあと埼玉の川越一カ所を残すのみのようだ。
名古屋にあるものは県の文化財指定を受けて保存されているのだけれど、
人は乗れず、単なるモニュメントと化している。
そうかと思えば大阪梅田の、私が上京前によく利用した元阪急ファイブ(現HEP FIVE)には
新たに巨大観覧車ができている。(といってももうすでにできてから16年経っている)
こちらは観覧車のみで百貨店でもないので、「屋上遊園地」にはカウントされないようだ。
見た目にもレトロ感は全くない。
蒲田の閉園前、次男坊にこの観覧車に乗りに行かないかと誘ったら
小さい子供じゃないから「行かない」という。
一人で出かけたものの、さすがに私だけでは「子供じゃないので」観覧車には乗らなかった。
いっぽう、先日帰省したときには子供たちいとこ同士で梅田の観覧車に乗りに出かけていた。
大阪のデートスポットの名所だと、どこで聞いたかすでに知っていたようだ。

今の子供は「デパート屋上の…」と言った時点でだめなようだ。
すでに高所の屋上にあって、さらに数メートル上昇する意味というのも
よくわからないのだろう。
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Tag:油彩 Landscape Paysage 風景画

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