ぶどう-1
(オイルパステル)
傷みやすい桃やぶどうの立派な採れたてが店先に並んでいると
こういうのを作り、ここまで運んできた過程の苦心を思ってため息が出る。
ぶどうの粒の大きいのは巨峰の一種なのだろうけれど、
房のボリューム感といい、グレー系の微妙な色彩といい、見ていてほれぼれとする。
粒がたくさんある品種のぶどうは少し骨が折れるかもしれないが
これくらいの大きな粒の房は描きやすい。
果皮についたワックス状のくもりは果実からにじみ出たロウ成分だそうだけれど、
これが意外に色彩に富み、描いて楽しいモチーフだ。
この果皮のくもりがなければ、巨峰はこれほど立派に見えないはずだ。
このぶどうの房にもう少しふさわしい皿が、わが家にあったらと思う。

メロンと同じく、少し前まで巨峰はめったに口にできるものではなかった。
はじめてもらった時には、まず画にしたものだ。
こういうのが最近は400円以下で店頭に並んでいたりする。
黒くて大きな粒の巨峰は今も高価だけれど、立派な大きく形のよい房の迫力と、
一口食べたあとに鼻に抜けてくる独特の芳香が(ぶどうの)王と言われるゆえんだろう。
ぶどうも桃も山梨で採れたものが多い。
この地の生産者の技術はすごい。
私はぶどうも桃も大好物なのだけれど、干しぶどうがどうしてもだめで食べられない。
香りが苦手で、こういう人はパクチー(香草)もだめなのではないかという気がする。
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Tag:静物

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