対岸のシルエット
(ペン、インク)

絵の具を忘れてきたので、先日新しく買ったペンで描くことにした。
描画後、自宅でビンに入った青インクを、水でのばして塗り重ねた。
インクはずいぶん前に雑貨屋で買ってそのままになっていたメーカー不明のもので、
使ってみれば思いのほか鮮やかな色だった。
ペンのインクはカートリッジの「青墨(セーラー)」で、
水で溶いたインクを塗り重ねてもにじみがほとんど出ない。
水丸さんに倣っての自分なりのブルースケッチは
なんども描いたこの構図もちょっと新鮮に見える。

ここから見える高層ビルは、不思議なことにおおかたが住居用マンションだ。
それが林立するようになってからこの街は大きく変わり、
住みたい街の上位にランクされるようになったそうだ。
あのように高いところが住みやすいとはとても思えないのだけれど
資産価値は上層階のほうが高いらしい。
「ふもと」にはまだ2階建ての商店街がすこし残っているはずで
そちらの生活のほうがずっと贅沢な気がする。
以前駅前には、うるさいくらい鳥のさえずりが聞こえる小鳥屋があった。
ほかではもうあまり見なくなった小鳥屋という商売が、
東京ではまだあちこちに残っている。
金魚屋も多い。
消えるには惜しいあの店は、まだ残っているんだろうか。
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