東日本大震災から半年、台風12号から一週間。

 12, 2011 11:44
新聞

東日本大震災から半年がたったという。
あまりにも早い時間の経過が信じられない。
その間、ボランティア含む災害と原発事故対応に当たられた方々、
なにより被災者の方々には長くつらい日々が流れたろう。
日本という国も、東京にいて不況にもまれる日々をしのぐ私にも
結局何もできなかったという無力と後悔の念が強い。
・・・・

震災から半年が経った11日、
テレビはNHKをのぞいては平常と何ら変わらない
バラエティー番組によって埋められていた。
もはや震災、原発事故で視聴率を稼げなくなったからだろう。
一部バラエティーとからめた番組があったが、民放のレベルにがっかりする。
いや、民放のレベルではなく、スポンサー企業のレベルの問題というべきだろう。
「オールジャパン態勢」とはなんだったのか。
先日の首相交代時、日本企業の総意ともとれる経団連会長の最初の言葉は
「はやく原発再稼働を」という驚くような言葉だった。

NHKは教育放送と合わせると11日の全時間帯の半分近くを
大々的な震災特番と原発事故のドキュメントに割き、
どの番組もさすがNHKと思わされる行き届いた地域ネットワークと
取材力と質の高さにうならされた、が、
原発事故直後繰り返された安全報道の不審と罪を思うと
二重人格のような姿勢に、これもなんだかしらけて見える。


震災時、被災地で長く孤立していた住民救済の教訓は
いったい今回の台風12号で少しでも活かされたのだろうか。
東北で余っているはずの救援物資は、
紀伊半島被災地へ空輸されたのだろうか。
救援と道路などの復旧に当たっておられる自衛隊などの人は
福島から再度出動している人もいるのだろうか。
安全な場所にいて文句をたれるだけの自分だけれど、
そういうことが気になって仕方がない。


私の奥さん方の親戚が福島原発20km圏内から避難してきていたが
せっかく仕事に就けたのを喜んでいたのもつかの間、
3カ月ほど前仮設住宅に入居できた時、福島にもどってしまった。
現地にいて、大きな声を出しているものから順に
補償問題の席に着けるという理由からだった。
農家は末年に、年に一度のJAからの借入金の返済が迫る。
非常時の理由を考慮してくれるとは思うが、こちら都合の楽観論に過ぎない。
まじめな東北の農家の人達は皆、この農協への返済時期のことが
頭から離れないのではないだろうか。


今この現在、
家族一緒に暮らせ、祭ではみこしを担ぎ、夜店に出かけ、
また不況とはいえ今の仕事を続けられていること、
震災前と変わらず絵を描けていることは「たまたま」なのだと
あらためて思う一日だった。
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Tag:東日本大震災

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