(被災地に)NOと言うニッポン

 08, 2012 21:24
今日から11日まで、震災のその後について少し書こうと思う。

震災直後もその後も、
被災地以外から乗り込んだ報道関係者は
「今、何が必要ですか」とマイクを向け、全国、全世界へ伝え続けた。
個人では求めるものはさまざまにあったが、
今、最も重い声は震災によって生まれた膨大な災害廃棄物(=がれき)がれきの処理の分担だ。
石巻ではそこの処理能力の百年分にあたるがれきが野積みになっているという。
全国の自治体に向けて処理の協力を願っているのはもちろん放射線量の低いものである。
ところが待ったなしのこの頼みに対しては全国で「NO!」という声が大きく、
せっかく協力の声を上げた自治体さえ早期の受け入れが難航している。
がれき処理の協力なくして復興はおぼつかないのは誰もがわかっているが
「YES」とは言わないのである。
安全なところから「がんばれ」の声を掛けるが、自らへのリスクは負わないという立場だ。
「がんばろう、東北!」「オールジャパンで東北を支えよう」の声は何だったのか。
・・・・



がれきは汚染されているのでは?というが、
ほぼ東京など他府県のゴミと同じレベルであるとのことだ。
「国の言うことは信じられない」という声もあるが、線量を測り発表するのは被災地の自治体である。
それを信じないというのは、被災地住民は信じられないということにならないか。
「地元を汚すな」ともいうが、たとえば東京など関東地区は東北被災地のどこに比べても
それほどきれいなままなのだろうか。
東京から出たゴミを燃やした焼却場付近はホットスポットになっているのではなかったか。
専門家によると、日本には、もうきれいなところなどどこにもないという。
ちなみに、東京はすでにがれき処理受け入れの声を上げている。
そう発表したのが私の嫌いな都知事であるのがちょっと嫌な気がするが。。

がれき処理を受け入れる、と声を上げた自治体も
そういう声(「地元を汚すな」の声)を想定しなかったのは無邪気に過ぎる。
焼却場の煙突には原発にもあるようなフィルターをつけてから
受け入れる声を上げるくらいの準備はしなくてはならない。
部活や生徒会ではないのだ。
費用など復興予算の一部として国に求めればいいじゃないか。
この緊急時、震災復興の予算は遅々として通らなかったのに、
まったくいつでもいい新幹線整備の、これも総額兆単位の予算や
やめると言ったり作ると言ったりのダム工事の予算は年末、あっという間に通過した。
巨大地震が~年以内にくる、といって東京含む東海地方は「防災」名目の予算を
限られた復興予算から奪い合いになっているという。
震災直後の納豆の取り合い、水の買いだめと同じ意思がここに沸騰している。
こんなお金が出るなら緊急の煙突のフィルターなどいくらでもつけられるはずだ。

季節は温かさを増してきた。
例年なら喜ぶ時期、被災地ではがれきが発する腐臭と自然発火が起こる季節が
再び目の前にきている。

石巻のがれき
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Tag:東日本大震災 原発事故

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