花のスケッチ

 10, 2012 01:48
花のスケッチ(F6、パステル)

以前、といっても10年以上前にやっていた百貨店の仕事を、
どういうわけかふたたび担当することになった。
商品撮影の時には小道具で生花を使うことが多く、
撮影後はそれを持ち帰ることができる。
花は荷物になるのだろうか、
全く意外なことに花を持ち帰ろうとする人は女性を含め少ない。
そういうわけで、ありがたいことに、わが家にはまた花を飾れる機会が多くなりそうだ。
このティーポットに生けられた小さな花束は、
その最初の仕事で使ったものを持ち帰り、スケッチしたものだ。
静物を描いたのは昨年夏以来、花は一年ぶりになる。


ところで、芸能ニュースにはほとんど関心が向かないけれども
今朝の俳優安岡力也の訃報には心を動かされた。
あまり上手な役者ではなかったけれども、
日本人でありながら、イタリアンマフィアを彷彿とさせる、
唯一の役者だった気がする。
彼を鍛えられて、いい役に当てられる監督がいれば、
別の面が見られたかもしれない。
しかし心を動かされたのは彼の訃報ではなく、
父の死に際して彼の息子のインタビューだった。
TVでは言葉だけでなくその表情を見ることができる。
近頃TVではあまり見なかった生のままの表情、感情を見せる若者。
父に寄せる真の愛情をストレートに、なんの誇張もなく話す表情に打たれた。
安岡力也は離婚後息子を引き取って男手一つで育てたそうだが、
きっと息子に対して愛情表現がストレートだったのだろう。
息子の父親に対する表現もストレートで飾りがない。
自分があまり直裁的に感情や愛情表現をするのが苦手なせいか、はっとするものがある。
「世界一の親父でした」
「大好きだよ、親父」
親本人に対しても他人に対しても、そうはっきり言葉にして伝えられる子どもが、
いったいどれくらいるだろうか。
私の感動は無邪気かもしれないけれど、
今日一日、亡くなった俳優の息子の言葉が耳の奥、頭の中に何度も出てくるのだった。
スポンサーサイト

COMMENT 2

Fri
2012.04.20
01:36

タブロウ #3h4yWL0g

URL

Re: 花のスケッチ

そうだったんですか、よくご存じですね。
あの息子さんの姿、言葉には打たれました。

Edit | Reply | 
Thu
2012.04.19
21:41

 #-

URL

Re: 花のスケッチ

何か嫌いになれない役者でしたね
実際の名前が リチャード
イタリアとのハーフで兄は
実際のイタリアンマフィア 本物です^^
本人もその昔は、本物でしたよね~
私はTVを全く見ないので そのニュースも知りませんでしたが、そうですか~

Edit | Reply | 

WHAT'S NEW?