「ビルの日没」

 03, 2012 00:11
ビルの背に夕陽(ジェッソ+パステル、4F)

不忍池のほとりには毎日多くの人が行き来していて、
皆、池の真ん中の弁天堂に向かって座ったり、ぼんやり風景を眺めていたりする。
夕方、夕陽が真横からさす頃になると夕陽に輝く枯れた水草も美しいが
脇に目をやると、池に背を向けた新旧の雑居ビルがやはり西陽に染まって鮮やかだ。
木立越しに立ち並ぶオレンジ色のビル群は池の水面に逆立ちしていて、
今度はそちらの風景の方に感動した。
何か考えているのかいないのか、ベンチで長い時間ぼーっとしている人はかなり多い。
思慮深そうに見えて、実は頭はカラッポ状態に違いない。
本当に気持ちがいいのだ。

ここにいると、世の中の腹の立つことを忘れてしまうけれど、
日本はどうやら、原発から足を洗う唯一の機会を逸したようだ。
これほどの事故を教訓にもできずに、子どもたちにこんな不幸で危険なものを
また背負わせてしまうことを本当に申し訳なく思う。
あれほど再稼働に反対の態度を鮮明にしていた大阪の政治家は
これまでは「うわべ」の「たてまえばかり」言ってきたと、突然宣言したそうだ。
この変節を謝っているようで謝ってはいない発言を、どうして市民に普通の顔をしてできるのか、
私にはわからない。
スポンサーサイト

Tag:Landscape Paysage 風景画

COMMENT 2

Thu
2012.06.07
00:27

タブロウ #3h4yWL0g

URL

hannaoiroさん、こんばんは。

水のあるところ、古い風景のあるところはほっとしますね。
東京にも再開発された新しい街は多いですが、
どこも周到に用意された架空のセットみたいな感じがして、どこか悪意を感じてしまいます。
ここのビルの背にはこの時間、そういったものが抜け落ちていたので描いてみました。
人も物もちょっと間が抜けているくらいの方が、そばにいて居心地がいいです。
そういう意味で、前の二枚はつまらないものになってしまいました。

Edit | Reply | 
Wed
2012.06.06
11:21

hannaoiro #-

URL

こんにちは〜

気持ちのよい水辺の風景ですね☆
前の記事と同じ池なんですね。
同じ池でも風情が随分と違うんですね〜
違う角度や時間を変えてみると、
いろんな風景を見せてもらえそうですね。

Edit | Reply | 

WHAT'S NEW?