骨董のリサイクル

 12, 2012 13:05
画溶液の棚

普段画用液を並べている棚。
不釣り合いに大きな木彫の飾りがついている木製棚は、もともと振り子時計だったものだ。

以前よく出入りしてた道具屋に、ある日大量の振り子時計が持ち込まれた。
ただしそのほとんどはどこかが壊れていて、通常の売り物にはならなかった。
長い間売れ残ったまま、道具屋も処置に困っていたものを安くで引き取ってきたものの
やはりうちでも使い道が無く、いつまでも押し入れに突っ込んだままになっていた。
それを2年前、割れたガラスと時計ムーブメント部分を取り去って棚板を入れ、
天地についていた木彫の飾りも思い切って外した。
そうして時計はこのように、画用液用の飾り棚として再度、生活の中で役割を得た。
今、他に置き場所が無くて机の上に乗せているが、窓際にあって昼間かなり温度が上がる。
それで背にはキャンプ用の銀マットを、切り取って貼っている。
こういう工夫をいろいろ凝らすのは実は嫌いなのだけれど、
長い時間の空気を吸ってきた古い道具は壊れたからといってなかなか棄てられない。
今のプラスチックやステンレスの道具では、将来こんな愛着はとてもわかないだろうと思う。
ちなみに古いものではないが、写真上段、
一回使い切りのミニジャム瓶がしっかりしていたので油壺として使っている。

昨今、道具として愛着が持てない、持てなくなったものは多い。
パソコン、カメラ、電話、ステレオコンポ、家電、車、などなど、
どれも進化しすぎて、壊れた時に個人では手の施しようがないものだ。
すべてに半導体、主な素材に樹脂が使われていて、経年による自然な風合いなど望むべくもない。
簡単に安く手に入るようになった道具たちは、手から離れていくのも結局は早いようだ。
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COMMENT 2

Fri
2012.09.14
01:05

タブロウ #3h4yWL0g

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のまどさん、こんばんは。

骨董とまで行かなくとも、古くて味わいのあるものは
実際に身近において生活を共にしてみると、本当の良さが分かりますね。
私個人は、30〜50年前くらいのものがストライクゾーンです。
その頃のものだと自分の経験の中に入ってくるからです。
(当時のものはチープなものが多いんですけどね)

鋳物の彫像は、おっしゃるように像の上にランプか受け皿のようなものがあったそうです。
壊れた腕を接いであったりして骨董的な価値は全くないんですが、
東京に来たばかりの頃に、当時の彼女になんとなく似ていたので買いました。
奥さんには内緒ですが。

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Thu
2012.09.13
20:58

のまど #-

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タブロウさん、こんにちは。
骨董の話題には5拍手程したいですね^^;

古い時計の佇まいが良いですね。
18~19世紀の時計は壊れててもオブジェとして惹かれます。

昨年まではイ?ア等で家具を買ってましたが、今年から業者になり3割~5割安く入手出来るので最近は骨董屋で購入しています。
骨董の味を知ると使い捨ての物にはあまり魅力を感じ無くなりました。

横に見える裸婦の彫刻も良いですね。
同じ様なスタイルで手の上に丸いシェードのあるアールヌーボ期の照明なんかは、こちらでも高額です。

物の本当の価値は何十年~時には数百年の時間の経過に耐え残ったモノが素晴らしいと思います。

私はやはり存在感のあるモノに囲まれて過ごしたい派です^^;。

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