子どもと石

 17, 2012 15:55
子どもの宝物-1

古いマンションや団地には玄関に牛乳受けがついている。
何度も塗り替えられたペンキが固まって今は動かず、子どもには何に使うものか分からないだろう。
そこをのぞいてみると、中に石がゴロゴロ入っている。
どこもそうだと思うけれど、小さな子どもが遊びから帰ってくる時には
ポケット一杯の石ころを持って帰ったものだ。
うちもその例に漏れず、その重みでパンツまで下がってお尻が見えそうになっていたものだ。
丸いか、平べったいものほど彼らにとっては価値が高い。
写真右側はこのあたりには転がっていない丸い形の石で、
多摩川かどこかの川遊びに行った時に拾ってきたものだろう。
いずれにしても5~6年前に持ち帰って、ここに入れたものらしい。
母親に見つかればまず捨てられてしまうからだ。

今となっては子どもにはあまり価値もなくなってしまったものが、
今度は親の私の側に別の価値が出てくる。
外に捨ててしまうには忍びない、子どもが小さかった頃の手触り感が残っているような気がする。
そういえば他にもあったはず、と子どもの机の上を物色すると、茶色の石が見つかった。
こちらは最近で2年前、田沢湖に行った時に拾ってきたものだ。
田沢湖は湖岸に真っ白な砂浜が広がっていて、遠浅の湖底にはその真っ白な平地の上に
この茶色の丸い石が星のように散らばっている。
その水中の珍なる景色に子どもたちは興奮し、たくさん拾い集めて持ち帰ったものだが
今自宅には数個が残っているだけだ。

二つとも細い針金で私の机の上におみやげ型に結わえて吊ってみた。
オブジェみたいになって、これで当分捨てられることはないだろう。
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COMMENT 2

Thu
2012.09.20
14:48

タブロウ #3h4yWL0g

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のまどさん、こんにちは。

あまり大げさな話ではないんですが、
子どもの手触り感の残ったものは、なかなか捨てられないんですよ。

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Wed
2012.09.19
21:11

のまど #-

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その時々の想い出と家族の絆を繋ぎ合わす、、良い話ですね。。

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