「街道の雨」

 01, 2013 00:37
中山道
油彩、P6)

帰宅は3月に入ってから深夜1時近い日が多く、土曜や祝日は休めないことも多い。
食事を除いても12時間は仕事をしている。
完全に干上がって、うちもそろそろ閉店かと思っていたのは、わずかひと月前のことだ。

為替を下げ株価を上げる、ただそれだけのことが日本だけではどうにもならなかった。
浮き足だって動き始めた社会になにが起こったのか。
技術革新があったわけでもなければヒット商品が生まれたわけでもない。
職人でたとえるなら、
腕が上がったわけでもなければ素晴らしい意匠(デザイン)が生まれたわけでもない。
この国が大雨の中にいることは少しも変わらないが、
どこかの国が差し出した傘に入れてもらって、どうも濡れずに済んでいるらしい。
かわりに今まで拒んできた重荷を背負わされることになりそうだ。
傘がないことの怖さを、この国は骨の随まで味あわされてしまった。
有無を言わせぬ今の政治に凶暴さを感じる。

「東北を支えよう」そう言った同じ口から、とりあえずTPPは賛成するという言葉が出る。
言葉というのはどこまで軽くなるのか。
「絆」という言葉は今や、クラブ活動の結束にまで使われている。
日本の失業率の2〜4倍も高い切羽詰まったアメリカや欧州が、
日本にメリットのあることを提案するなどあり得るのか。
震災後、とくに危急の問題でもなかった一票の格差の問題が
今なんでこんな騒ぎになっているのか。
少し違和感があるニュースは注意しないといけない。
理由を考えればいろいろなことがひとつながりになるように思える。

そんな怒りや疑問さえ、ここのところの日々の忙しさに紛れてしまうのだ。
寝るまでの半時間ほどにも時々は筆を持ち、ようやく一枚描いた。
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Tag:油彩 Landscape Paysage 風景画

COMMENT 2

Tue
2013.04.02
19:35

タブロウ #3h4yWL0g

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No title

しょうちゃん、こんばんは。
しみじみとした詩もありがとうございます。
青梅、甲州が出てくるあたりはどなたか有名な方のペンによるものでしょうか。

今日は一転して早じまいです。
わかっていれば平日の空いている時に画でも見に行くんですけれどもね。
お気遣い、ありがとうございます。

この画は仕事場のモニタで見ると、ずいぶん暗くて薄汚れて見えますが
そうおっしゃっていただけるとは、そちらではよく見えているようですね。

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Tue
2013.04.02
06:19

しょうちゃん #bGf9qjkw

URL

No title

古き家並み微雨に佇む
今日青梅を出てて明日甲州に入る
両岸に桜花群れして咲き
わが旅の辛苦一人して微笑む

いい絵ですね 欲しくなりました
それと 健康管理もなさってくださいね

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