夏の宿題「トンボ」

 02, 2013 00:33
トンボ
(F8、油彩)

余裕ぶっていたセガレ達がけっきょく宿題を終わらせたのは
やっぱり夏休み最後の日だった。
何事も極力手伝わないのだけれど、相談されてアドバイスし、
不器用な手で実行するのをもどかしく見ていると、つい手が出てしまう。
それにしても夏休みの宿題というのは日記にしても観察にしても
画や工作に関係するものが多い気がする。
図工が苦手、あるいは嫌いな子どもにとっては頭が痛いところだろうと思う。
画や体育が得意な、どちらかというとクラスのはみ出しものは
夏休み明け、運動会の日だけ輝くことができるのである。
ちなみにうちのセガレ達は母親から運動神経を受け継いで、
私から絵心は継がなかったようで、宿題にはいつも苦闘している側である。

画は先日行ったキャンプで水遊びした時のセガレ達で、
これは毎年の私の宿題でもある。

先ほど、宮崎駿監督が引退したとニュースがあった。
番組中のテロップで速報を流すのも異例で、そちらの方が驚いた。
作家の引退なんて、はたしてあるのだろうか。
つかれたから休む、というのはわかるけれど、「引退」である。
作家なら作らなく(書かなく)なった時、
絵描きなら画を描かなくなった時が「引退」と言ってもいいのかもしれないけれど、
たいがいは創作ができなくなって、作ろうにも作れなくなった時、
やむを得ずやめてしまうのが順序のような気がする。
黒澤明監督は「乱」を作った時だったか、
「あと5本はなんとしても作りたい」と言っていて、あと2本を残して亡くなった。
新作の構想が少なくともあと2本はあったということだろう。
赤ひげを作ったピークの頃から様々な理由があって、
山のように構想がありながら5年に一本しか撮れなかった不運と無念を考えると
「あと5本」と口にした時は執念と祈りにも近い叫びであったろうと思う。
自殺未遂はあったが引退など一度も口にしなかった(と記憶する)。
それに比べれば宮崎監督はまだ制作数が少ない気がする。
アニメの虫、宮崎監督はまた何年かしたら、絵コンテを描きはじめるのではないか。
ネットによると今までも何度か引退宣言したことがあるそうで、
今回の報道も「またか」という声も多いらしい。
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