東京下町の能舞台

 13, 2013 00:26
旗岡八幡祭り能舞台-1
(Holbeinパステル用地塗り剤にパステル、F6)

東京は秋に祭りがある。お盆は逆に関西より一ヶ月早い。
収穫のお祝いであるから祭りは秋であることが正しいのだろうけれど、
奈良では確か8月のお盆の頃に一緒に開催していたように思う。
住んでいたのが団地だったので当てにはならないけれども。。
しかしお盆が7月というのはどういうわけなのだろうか。
妻とは東西で文化的違い、食生活の違いでよく口論になる。
調べてみると、お盆の日をずらせば田舎にいる親戚と顔を合わせることが出来るから、
とか、もともと7月だったものが農繁期にはそんなヒマがないから8月にずらしたとか、
おおむねその二通りあるそうだけれど時期的には新しく、明治期にそうなったらしい。
つまり7月15日が正式であること、
今も7月がお盆なのは東京と一部の地域で少数派であることは間違いないらしい。
お盆の時期については奥さん側に軍配が上がったことでちょっと悔しい。
東京のお盆の時には家の裏で割り箸を燃やし、その火の上を飛べといわれて
大人げなくも馬鹿らしいと言って私は頑として飛ばなかったものだ。
ちなみにキュウリとなすに串を刺して作る盆飾りはそれぞれ、馬と牛なのだそうだ。
考えてみれば農作業に使っていた動物がそうなのだからあたりまえなのだけれど
私はなすの方は角がないので豚だと思いこんでいた。

近所の旗岡八幡神社の祭りはそれほど広くもない境内に多数の夜店がひしめき、
町内ごとに御輿や山車がくりだしてたいへん賑やかなものだ。
私も何度か御輿を担いだけれど、うちの町内は住宅地のため6人で担ぐ小さなもので、
隣町の30人以上で担ぐものと比べると見劣りすること甚だしく、
ある年に町会の人が頼んで担ぎ屋の人が来たものの
担いでいるうちにどこかへ行ってしまったりした。
妻の実家は旗の台であるため、商店街が出す御輿は大きなものだった。
結婚前から御輿に誘われていたものの、
プロの担ぎ屋の人ばかりなのがどうにもなじめずにいつも断っていた。

祭りでは他に、神社の境内に小さいながら能舞台があって
ここで祭りの日には狂言や能を舞ったりしている。
東京の小さい神社では珍しいことだと思っていたら、
さかのぼること一千年の昔、源頼信が朝命を受けて平忠常の乱を平定するために
下総へ向かう際にここで必勝を祈願したことに起源するそうで、
隣駅の旗の台とはその時に振りかざしていた源氏の白旗に由来するということだった。
セガレたちがよく遊びに行っていた源氏前小学校という名前もそこから来ている。
家康以降の文化だと思っていた東京にも、意外に古い歴史に由来するものが残っている。
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COMMENT 2

Sat
2013.09.14
00:48

タブロウ #3h4yWL0g

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No title

しょうちゃん、こんばんは。
いい句をありがとうございます。

ときどき、あるいは気が向けば連続してアップされている作品はどれもいいですね。
奔放に見えて、実は細心の注意を払わないと一転して崩れる、
そういう作風の方はとびきり集中できる時間が必要になりますね。
でも画面から離れていると目をとり戻すのに時間がかかりませんか。
小さくてもなにか作っていたいものです。これは私自身にも言えることで。

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Fri
2013.09.13
18:09

しょうちゃん #bGf9qjkw

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No title

この絵 色も抑えられて 又宇野さんの絵で見るようなペーソスもあって素晴らしいですね

小生はお祭りには思い出がありません シティーボーイだったんですね

 うろこ雲遠く聞こえる祭り笛   に

このまま涼しくなったら良いのですが 今は仕事が頭一杯で 絵を描くように心が開けません

ではでは又

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