銀杏越しの多摩川

 08, 2013 01:05
銀杏越しの多摩川
油彩、F6)

葉が紅葉するのはどうしてなのか、
こんな事とっくにわかっていると思っていたが、実はまだ何もわかっていないそうだ。
ミクロの世界や遠い宇宙のことではない。
これだけ広い場所で当たり前のように目にしながら
その理由が全くわからず毎年繰り返されている、そのことにも感動する。

まったくの思いつきだけれど、
紅葉するのは広葉樹、ということは、実を付ける樹木が多い。
空からも地上からも見えるこの色彩は、やがて冬ごもりをする動物たちに
その実が落ちている樹木の位置を教えているんじゃないだろうか。
動物たちは決してすべて食べ尽くすことはない。
種子の移動と集まった動物たちが落としてゆく肥やしは
森林の木々にとっても強い味方じゃないだろうか。
そう考えると、人はどれだけ「山を愛している」と言って歩いていても
山や森にとっては味方でも仲間でもないだろう。
自然に分け入るときには、「ちょっとお邪魔します」というくらいが分相応なのだ。

近所の都市の紅葉を見ながら、心は人跡未踏の山や森をめぐるのである。
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Tag:油彩 Landscape Paysage 風景画

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