みんなで選んだ再稼働

 11, 2014 12:18
テレビでよく耳にする選挙のプロなど本当はいなくて、
そして、選挙のアマチュアは(こんなにも)大勢いるのだ。
私は個人的には、脱原発よりも今の政治に「NO!」を示す選挙であってほしかったが、
いずれにしてもすべてが「とほほ」なまま終わってしまった。
日々沸騰ではなく、日々脱力である。
こんな選挙を思い返すと、夕方投票に出かけて、
故永井一郎さんが吹き替える波平のサザエさん最後の放送を見逃したことのほうが、
今となっては残念に思えるほどだ。

都に原発政策への権限などないのはその通りだけれど
ここで「脱原発」の意思表示することの影響力はどこよりも強かったはずだ。
だから「脱原発」も「STOP THE ABE」も言っていいのだ。
それに、それだけの影響力が東京都にはある。
都政など間違った政策をごり押ししない限りは誰がやってもそれほどの失政はなく、
聞く耳を持てば長年やっている優秀な職員がきちんとサポートしてくれるのだろう。
みんな「誰がやっても同じ」といつも言っている。

衆院選、参院選、そして都知事選、三つの選挙で「原発はもうやめよう」という意見は
「争点にならなかった」ことをもって、否決されたことになるのだろう。
もう争点になることはない。
三回続けて民意は確かに問われて、「脱原発」は「NO」と国民から言われたのである。
「桝添氏に投票したけれど、原発を認めたわけではない」などという甘さは通るものではない。

日本は民主主義の国だから、これだけ負ければこれから原発は順次再稼働になる、
それも民意だ。
処分の仕方がわからない危険な燃料のゴミは、子や孫の世代にまかせて、
今はとりあえずストーブの火にあたろう、ということだろうか。
脱原発の市民運動はあいかわらず小さく元気に続くかもしれないけれど、
これで原発は再稼働へとはっきり舵を切ることになる。
政府が沖縄名護市長選直後に「米軍基地の辺野古移設は変更なし」とわざわざ発表したように
今回もさっそく「原発再稼働」を宣言している。
こういう高圧的なところが私は大嫌いだが
結果として「脱原発」は(負けたから)争点にされてしまうのである。


経済性一つとっても、
アメリカで最も有名な投資家らが原発は高くつきすぎて割に合わないと断言し、
米国製造メーカーは原発の割合が現在ゼロになっているというのに
経済最優先といわれる日本が、今なんでこんなことになっているのだろうか。
ふたたび古い技術でお湯を沸かしている間に日本はまた、
エネルギーの新技術の開発からも出遅れてしまうのだろう。
雪の選挙日
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