くつろぐ、父の肖像(6F)

 22, 2011 16:23
父の肖像

今週末はセガレのサッカー応援へ。
あまり上手くもなかったのが最近成長著しく、見ていて感動する。
じっさい、子供と共に過ごす時間以上に大事なことが他にあるだろうか。

私たちの世代が社会人になった頃はまだ、完全週休二日制ではなかったし
父の世代はもちろんそうではなかった。
父が私たち子供と過ごした時間というのは(平日は起きている時間には会えないから)、
単純計算で私たちの半分だったわけだ。
その父達のおかげで日本は経済大国になったが、
今、それが報いられなくなっている現状と、
もう取り戻せない子供との時間を考えると胸が痛む。
・・・・
親への恩を返すとか、親孝行とかいう言葉があるが
子供が3歳くらいまでのうちにそれは終わっているという。
その頃の子供から受ける幸福を思えば、一生分の孝行は十分果たしているということだ。
であれば、仕事にその時間をとられてただ生活費を持ち帰るだけの父親というのは
まったく不幸というほかない。
仕事を独立した大きな理由の一つがその子供と過ごす時間を増やすことだった。
雇われる立場だと、いくら仕事をやっても終えたとたん、
また次の仕事を割り当てられる。
かつては週末の休日出勤は当たり前で、仕事場に泊まることも多かった。
今、落ち込み続ける日本経済の波にもまれて四苦八苦しているとはいえ、
子供たちと過ごす時間だけは、かつてより多いことの幸いを感じる。

この年末に奈良から東京へやってきてくれた父を見ていて
この孫達と、そろそろ中年後半にさしかかろうとしてる私を
これからも、少しでも長く見つめていてほしいと思う。
かつて入ったばかりの大学を勝手にやめて絵に進んだ私を
そしてまた自ら筆を折ってしまった私を
何も言わず好きにさせてくれた父だ。
その肖像をこの2月の誕生日に、尊敬と感謝をこめて描いて贈ることにした。
償いにはとてもならないけれど。。。
話は飛ぶけれど、この父達の世代が年金を最も多くもらえる世代だというのは
至極当然だと思うのである。
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Tag:油彩 肖像画 Portrait

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