多摩川時雨

 20, 2014 16:14
時雨
油彩、P6)

スコットランド独立を問うた住民投票、
住民のうち、今回は「もうすこしイギリスでいましょう」と思う人が多かったようだ。
海外で反対する人の多くは、これまで音楽などエンタテイメントレベルで見てきた英国や
欧州のリーダー的なイメージへのノスタルジーもあったんじゃないだろうか。
普通の外国人は、ポンドの価値が下がったりするのをそんなには心配はしないだろう。
スコットランドの人たちは過去何百年も独立を望んできたのだから、
気持ちの整理をつけるためにも一度試行してみてもよかったんじゃないか。
非核保有国になると見られていたから、国内にある英国の核兵器をどうするのかも見てみたかった。

それはともかく、現地からのニュース映像を見て驚いたのは、
夜霧に浮かぶエディンバラの街の美しさである。
霧といえばロンドンだけれども、それは大気汚染が原因であったといわれている。
今はほとんど見ることができなくなったそうだが、
大気汚染が原因以外の、通常の気象現象の霧もまた、
都市では世界的に見られなくなる傾向にあるのだろうか。
須賀敦子はミラノの霧が見られなくなったことをさびしいと書いていた。
霧というのは視覚に情緒的なものを深く訴えてくる。
ニュースで見たエディンバラはターナーより、
日本人の牧野義男の水彩画を思い出すような風景だった。

ところで、東京で霧の風景は、
20年ほど前に東京近郊の田無に住んでいた頃は冬の朝によく見たものの、
23区内に来てからは一度も見ていない。
山間でキャンプするときには、夏でもよく見られるが、
街が霧に包まれる風景はまた別の風情がある。
よくモチーフにしている多摩川が、霧に包まれた多摩川を一度は見てみたい。
霧はやはり朝に出るだろうから、川沿いにでも住まないと見ることはできないだろう。
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Tag:油彩 Landscape Paysage 風景画

COMMENT 2

Sat
2014.09.20
22:22

タブロウ #3h4yWL0g

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のまどさん、こんばんは。
以前、たまたま古書店で牧野義雄の小さな画集を手にして
その緻密な描写と空気感を表現した水彩画に感動して、自伝も読みました。
画はとくに霧と雨の風景がすばらしいですね。
イギリスに渡って苦労して画家として認められたのに、
日本帰国後の晩年はあまり恵まれなかった人ですね。
海外ではかなり有名だと聞いています。
日本人が英国で集めた大コレクションが火災で焼失してしまったので
いい作品が市場に出るのはめずらしいんじゃないでしょうか。

のまどさんがたしか、若い日に田無の近くのどこかの研究所の風景を描いて、
風景画の核心をつかんだことをBlogで書かれていたのを読んだ記憶があります。
私のほうが少し後だと思いますが、それでももう16年前に引っ越していますから、
あのあたりの田園風景もすっかり変わっているんじゃないかと思います。

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Sat
2014.09.20
19:25

のまど #Ufx3x5dU

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タブロウさん、こんにちは。
度々すいません。

牧野画伯をご存知でしたか。
以前ヨーロッパだったか忘れましたが、画伯の作品がオークションに出ていて欲しいなと思っていました。
貧乏なので普段は質素な生活をしていますが、美術品になると抑えられない衝動が。。
ミイラ取りがミイラに。笑

田無でしたか、、私は関東時代で一番長いのが東久留米でした。
長男もそこのぼろアパート時代に生まれましたから、格別の想い出が有ります。
ひばりが丘駅が最寄りでバイト先の東小金井まで毎日自転車通勤で、シチズン本社前などを走っていました。
田無あたりは農家の屋敷林などもちらほらと残っていて、武蔵野の面影があり大変好きでした。
20年前と言えば青梅街道沿いのスカイタワー西東京が建築中でした。、、
近くですれ違ったかも知れませんね。

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