「曇り夕暮れ」

 02, 2014 01:26
夕方の曇り空(ペン、色鉛筆)

高倉健さんに続き、同年代の菅原文太さんが亡くなったか。
今年初めの選挙の時、応援会見での声がおかしくて
体のどこかが悪いんじゃないかと思っていた。
誤解を承知で申せば、社会的には今、文太さんの死は健さんよりも影響が大きい。

週末はあいにくの雨。
日曜は晴れたが急に美術館へ行きたくなって、
会期末が迫っていたチューリヒ美術館展へ出かけた。
近代絵画の巨匠の名がずらり並んだ総花的な展覧会のキャッチフレーズは、
「すべてが代表作」ということだったが、それが言い過ぎでもない優れた作品が並んでいた。
先々週はホドラー展へ出かけたが、目当ての風景画が少なめだったのが
こちらのチューリヒにも一部屋割り当てられるほどの数が来ていたのがうれしかった。
しかしこういうことはよくあって、
ある画家の回顧展をするのなら同じ時期にべつの美術館へ分散させずに、
できればメインの展覧会の方へまとめてもらえないものかと思う。

今年は、いつかは実物を見てみたいと思っていた画家の作品が
まったく期待していなかったのに2つも大回顧展として突然来日して、
なにやらくじ引きに当たったような気分の年だった。
その一つがホドラーで、もうひとつがヴァロットン。
また、先日野見山暁治さんの本を読んでいて、
そこに取り上げられていたエルンストの「都市の遠望」が
チューリヒ展に偶然来ていたことにも驚いた。
こんなに早く実物に対面できるとは思っていなかった。

もっとゆっくり見て歩きたかったが、夕方には雨の降ると予報が出ていたので
その前に帰って一枚でもスケッチをしたいと気がはやる。
けっきょくまた多摩川へ行くには時間が遅すぎ、
自宅マンションの踊り場から暮れ時の厚ぼったい雲を手早くスケッチしたところで
空はすっかり暮れてしまった。
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