川べりの木立

 07, 2014 12:08
川べりの木立(ペン、色鉛筆)

最初にペンで描いた場所を、今度は奥からこちらへ向かって描いてみる。

川べりには草むらに隠れて誰か住んでいるとおぼしき囲い、
あるいはもっとしっかりした小屋に近いものが点在する。
堤側からは見えにくいが、川からははっきりと「家」が見える。
今日は晴れてはいたけれど、かなり冷え込んでいる。
この吹きさらしの水辺に風をしのぐだけで生きていけるのには驚く。
いつぞや、この川べりの草むらの中に住む人と出くわしたこと、
それから何年後かにふたたび訪れたとき、そこは立ち入り禁止になっていたことを書いた。
しかし周囲にはまだまだこのような川べりに住む人は大勢いる。

画の左側に高さ3mほどの、丸く笠をかぶったような茂みがある。
これは川が増水したときに上流から流れてきた草が、木に引っかかって乾いたものだ。
つまりこの高さまでは水が来るということで、
川べりの家はそのとき、間違いなく水没する。
しかし小屋には今も人の気配がするし、ひなたぼっこをしている姿を見ることもある。
いつも思うのだけれど、彼らはどうやって危険を察知し、必要に応じて避難するのだろう。
思うに、ここらあたりの河川敷を管理する役所は川べりの小屋を把握していて、
どこかひとつの小屋へ「避難せよ」と号令をかけているんじゃないだろうか。
そこから連絡網的に川下、あるいは川上へと危険が伝わっていくとか。
もしくはもっと簡単に、河川敷の大型スピーカーから、
「増水危険!」を知らせるサイレンを鳴らしているのかもしれない。
呑気すぎる話かもしれないけれど、川べりの小屋を見るといつも想像を巡らせている。
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COMMENT 1

Sat
2014.12.13
05:29

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