「高瀬川裏通り」

 06, 2015 00:30
高瀬川裏通り(ペン、色鉛筆)

9連休も過ぎてみればあっという間だ。
学校時代には40日もあった夏休みも同様、
しかし若い日には毎年夏になれば長い休みは永遠に巡ってくるものという感覚があった。
その過ぎた時間を少し戻して年末の28日、奈良へ向かう途中に京都へ途中下車した。
めったに帰省しないので、こういう機会に昔なじみのあった町を少しでも歩いておきたい。

当日は午後から雨の予報があったので、わずかの時間と覚悟して歩き始めた。
京都駅から歩き出し、五条から四条、三条近くへと足を伸ばした。
裏通りを歩く地元の人は男女を問わず、和装の人も多いことに京の年の瀬を感じる。
高瀬川沿いに古い小学校があって、以前からそのうち取り壊されるんじゃないかと思っていたが
地元の有志が有効活用すべく、現在映画館として利用されていた。
その立誠小学校は、日本ではじめて映画を試写した場所であるらしい。
そのことが建物正門前の立て札に書かれている。
周囲は古都には不似合いの派手な酒場のひしめく中で、
コンクリート造りの小学校とはいえ、とにかく風情の残っている場所である。
古都京都とはいえ、盛り場で景観を自然な形で残していくのは至難のことなのだろう。
年始には有名な温泉町の古い景観を残す密集地で大きな火災があったばかりだ。

それにしても京都も中心街は変わった。
25年も一昔で、時間は矢のように過ぎてゆくとはいいながら、
街の風景を見れば、たっぷりとした時間の流れもやはり感じる。
25年前は跨線橋部分をのぞくと平屋建てのように感じていた京都駅などその最たるものだ。
画の左側の建物も、当時は学生の街京都らしい風情の名曲喫茶だった。
喫茶店はなくなったが、となりの建物を突き破る樹木(たぶん桜)はどう見ても邪魔なのに、
住民の理解があってなのか、どういうわけか伐られもせず生き延びている。
午後3時過ぎ、やはり雨が降り出した。
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Tag:Landscape Paysage 風景画

COMMENT 2

Tue
2015.01.06
13:16

タブロウ #3h4yWL0g

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あけましておめでとうございます。

父との時間も5日もあったと思っていましたら、
あっという間に東京に戻り、日々の仕事です。

今年はのまどさんの絵筆再始動の年ですね。
新作を拝見できることを期待しています。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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Tue
2015.01.06
02:54

のまど #-

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明けましておめでとう御座います。

明けましておめでとう御座います。

御父上と過ごされた貴重な時間でしたね。
前作もそうでしたが、モチーフの切り取り方もタブロウさんらしい世界観を感じます。

今年も宜しくお願い致します。

Edit | Reply | 

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