眠る父と、描くでくの坊

 02, 2015 01:51
眠る父
父が病院に入った付き添いで、一週間ほど奈良へ帰っている。
正月に引き続き、これほど長く奈良にいるのは東京へ来て以来、初めてのことだ。
父と大人になった息子がふたりきりでいて、
セガレというのはなんとも役立たずである。
これが母親と息子となると、状況が全く違ってくるのはどういうことだろう。
男というのは世間話で会話をつなぐことができない。
一見無駄に見える女のおしゃべりというのはこういうとき、たいへん尊いものだ。
母がまだ生きていたとき、帰省時に久しぶりに実家の食卓で一緒にいると、
とりとめも無いことを語りかけ続けたその時間の心地よさを思い出す。
今、眠る父の前でただ座ってペンを走らせている自分は、まったくのでくの坊だ。
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