「空と川」

 03, 2015 11:46
光る、空と川(オイルパステル)
セガレの部活の試合を応援へ。
長男の後輩、次男坊の先輩にあたる、彼らのサッカーチームは健闘したが敗退した。
同時に、三年生の引退が決まった試合でもあった。
間が悪いことに、次男坊はこの暑いのに風邪をひいて、大事な試合に出られなかった。

今自らを振り返っても、中学というのは一番面白かった。
小学校以上に成績が天と地ほど違う生徒が机を並べ、しかも同じボールを追いかける。
凸凹いろんなやつがいるからおもしろい。
「こんな季節は、人生で一度きり来ないのだぞ」と言っても、それは実感がわかないだろう。
ところが、そんな季節がもう一度やってくることもある。
子どもが小学校に上がり、サッカーチームに入ったとき、
お父さん参加の親子ゲームがよくあった。
今度は成績高低入り交じるのではなく、
年齢職業さまざまな親父が子供そっちのけで一つのボールを追いかける図となった。
旅客機パイロットのお父さんは物腰優雅で背筋がピンと伸び、
植木屋のお父さんはジャージにねじりハチマキだ。
これはこれで面白いが、おのおの10代のイメージのまま動こうとするので体が付いてこず、
肉離れやぎっくり腰など、哀れなケガの地雷原がついて回る。
父親の中で最年長だった私も、セガレたちにつきあった8年間に三度肉離れを起こしたが、
ずっと若いお父さんが「うっ」とうなってぎっくり腰に、
まるで敵に銃で撃たれたように目の前に崩れ落ちた。
うなったまま一歩も動けない負傷兵をラインの外に出し、ゲームは無情にも続けられる。
主役はやはり、子どもたちである。
その点、お母さんが参加してもけが人などまず出ない。
こんなところで本気になって動くなど、愚かなことだと知っているからだ。
6年生の強烈なシュートを体で受けて、びくともしなかった頑丈さに驚きもした。

上級生の引退が決まった試合のあと、グラウンドから多摩川へまたチャリを走らせた。
3ヶ月前は5時になるとそろそろ暗かった。
ここのところ5月にもかかわらず夏日が続き、
この時間は空も川も、まだ光ってまぶしい。
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Tag:Landscape Paysage 風景画

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