「なでしこ」の人格の高さ

 07, 2015 02:13
凪(オイルパステル)
サッカーFIFA女子ワールドカップ、日本は決勝までふたたび来たのか。
そして準優勝、すごいなぁと思う。
「なでしこ」というニックネームはまったくぴったりで、
外国人選手とのフィジカルの差は男子の比ではなく、
失礼かもしれないけれど、アメリカチームの選手など暴れるバイソンに見えてしまう。
バイソン相手に手を取り合って少女達が手練を尽くして戦うという図だ

なでしこの試合を見ていると、どういうわけか20年以上昔の日本を思い浮かべる。
海外で長く経験を積んできた選手は男子同様多いのに、
国籍不明な言動やパフォーマンスは私が知らないだけか、見たことがない。
主将の宮間選手はプレーも群を抜いてすばらしいが、
インタビューなどで聞く言葉もいっそう輝いている。
「プレーヤーを目指す少女達に、
 女子サッカーがブームではなく、文化となるために尽くしたい」
Wikipediaはよほど思い入れのある読者が書いたのか、
ひじょうにうまく、感動的に記事がまとめられている。
それを読むと、プレーヤーとしてだけでなく、
内面のよさが際立っていることがうかがい知れる。

澤選手といい、宮間選手といい、女子は飛びぬけた人材が多い。
翻って現在の男子は、選手はもとより、関係者も少々お寒い。
毎度「過去最強」と言われながら「個が大事」などと言い始めた頃から、
男子のサムライは徐々に勝てなくなったような気がする。
女子は皆「わ(和or輪)が大事」と言っている。
協会が上はJリーグから、下は小学生のサッカーチームに至る膨大な人々から集めたお金を
肝心のWCで一勝もできなかった外国人監督にごっそり持って行かれて、
拍手でさよならでは人がよすぎないかと思う。
監督は外国人でないといけないのだろうか。
もう一度岡田武史氏か、セルジオさん率いる代表チームを一度でいいから見てみたい。
お金のことを何度も言いたくないけれど、
男子の何人かの選手の年俸はひとりで女子11人全員の分よりも多く、
宮間選手も以前は現所属先岡山湯郷ベルの清掃員からスタートしている。
他の選手の中にも、普段はスーパーのレジ打ちやアルバイトをしながらサッカーをしているそうだ。
女子の歴史の浅さはあるにしても、
男子サムライはこのなでしこに今学ぶことはたくさんあるように思う。
おもしろいことに、今年同じくワールドカップがある屈強なラグビーの日本代表は
監督も選手も「なでしこに学ぶところ、大です」と言っている。

上の画は話となんの関係もないけれど、今日はなでしこに大いに心揺さぶられたので。
大いに揺さぶられたのに、画は「凪」である。
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