線路の見える夕景

 07, 2015 01:46
線路の見える夕景(オイルパステル)
週末小さな急ぎ仕事が入って休みがつぶれる。
二週続けて何も描けないのは悔しいので、
もう夕方5時になっていたが、ともかくも自転車で走り出した。
多摩川まで出かけていては暮れてしまう。
近所に夕陽がよく見える高台があるのを思い出してそこへ向かった。
ここは天気さえよければ素晴らしい夕焼けと対面できる。
そのためこの時間帯にここへ来ると、
何人もの人が黙って同じ方向を見つめて立ちつくしている風景に出会う。
皆ここが夕陽の名所だと知っている近隣の人たちだ。
ときどきはタクシーの運転手が、車を止めて見つめていたりする。
そんな風景の中にいると、「風景」とか「感動」とか、
それらはいったいなんだろうかと考えてしまう。
今まで描きに来なかったのは、
「空があるだけ」という、つかみ所のない構図のせいだった。
その空だけを見に、ここへやってくる人がいる。
大きなことを言うようだけれど、空は尊い。
その下で起こるどんな悲喜劇にも関係なく、空は広がって、雲は浮いている。
恐竜が歩いていた時代から、(たぶん)空は変わってはいないというのもすごい。

眼下には新幹線の線路が延びている。
ここはまだそれほどスピードを出していないせいか、意外なくらい静かだ。
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Tag:Landscape Paysage 風景画

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