川の静かな日

 04, 2015 01:41
川の静かな日
(オイルパステル)
風がなく、川の静かな日に画を描きに出かけた。
川に向かって視界が開けているところにはことごとく先客の釣り人がいて
たまたまここにだけ誰もいなかった。
ゆるやかに波打つ水面は空を映して、とろりとした色に染まっている。
このあたりのススキの穂は、これから開きはじめるようだ。

今年もあと一月を切り、ふだんの生活は慌ただしさを増してくる。
とても厳しかった一年で、来年はどうなることか。
新聞では若者の起業精神が足らんと不満を言うが、
成功した一握りの社長や大学の先生が若者全員にハッパをかけるのは、どうも無理がある。
大手といわれる企業の人ほど、仕事で冒険をする人を見たことがない。
若者のことを言う前に、すでに社会を占める大人たちの内向きのほうが罪が大きい。
うまくやっていい調子の人もいるのだろうが、
そうでなかったときの受け皿が、この国にはどこにもないのだ。
年の瀬、今日もどこかで電車が止まっている。
向こう岸にとぎれなく見えるブルーシートハウスが、眼に鮮やかだ。
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Tag:Landscape Paysage 風景画

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