TVと反対の報道(3/20修正)

 19, 2011 20:11
震災から一週間が過ぎた今、
避難者の方々のいっこうに解消されない物資不足と過酷な避難環境、
私たちの安穏とのやりきれない対比を思うと、申し訳なさで胸がいっぱいになる。


生活のすべてを捨てて避難している県民に、
将来に明かりを当てる言葉は、政府からまだ一切出ていない。
「今の救援活動に精一杯」というコメントに終始しているが、
足りない衣食住以上に必要な一言である、ということが
衣食住足りているところからケータイで指示を送るだけの彼らにはわからないのか。
「国民の生活が第一」の政党ではなかったのか。

まったくの素人意見だけれど、
リーマンショック時に麻生氏がIMFに気前よく差し出した10兆円、
これを返してもらい、カダフィ大佐の個人資産の半分くらいを募金してくれれば、
被災地の復興(報道では15兆円の被害)はひとまず保証できる。
冗談半分、少なくともIMF分は難しいことではないはずだ。

一方で、原発事故による影響がじわじわとこちらでも心配されている。
われわれ大人はまだいい、しかし家族、とくに子供達の安全は
ここ東京にいて、私たちが守ってやれるのだろうか。。。

油絵に挑戦する、そういう平和で個人的なブログに
社会的なニュースを扱う役割も資格もない。
できればやはり今週こそは、描きあげた絵の話題をアップするのが
分相応の行動というもの。
ただ、知ったことで誰かに知らせたい、知らせる方がいいと思ったことは
ここで微力ながらお知らせしていきたいと思います。
私の間違いであったり、取り越し苦労だったり、
心配性で腰抜けの独り言であれば本当に嬉しいことです。
誤りがあったらお知らせ下さい。すぐに訂正します。

「風評」は地震後すぐに奥さんのケータイにメールで届いていました。
そんなものを一顧だにしていなかったのですが
地震後、一週間を過ぎて、ここで一般に流れている報道と
前面に流れていない報道と情報にはどんなものがあるのか、
一度見渡してみようと思い、今日半日をかけて検索してみました。
「今まだ安全である」安心報道はNHKで見ていただくとして
「安全であるとはいえない」という情報を、
誰でも入手可能な一般向けの報道を中心に、
できる限り集めてみました。
太字の文章にリンクが張ってあります
だからある程度、情報に偏りがあることを
はじめにお断りしておきます。
・・・・

以下、線ではさんだ文章は修正があります。(青字の上)

・・・・

TVでは「原発爆発」という、
これまで映画や小説でしか見たことも聞いたこともない重大災害に対し、
東電は日本の命綱ともいえる冷却ポンプの「燃料切れ」とか
「作業員、誤って東京本社との通信用回線のケーブル切断」など
およそ集中力と緊張感の欠けたミスを連発している。
ヘリからシャワーのように水をまいたり、
消防車から撒かれる(遠くから見ると)わずかな水で
あの原発を冷やそうとしているのは、
素人目には果たして効果があるのか?!と疑いたくなる。
こういう素人が持つ普通の疑問が当を得ていることが
この大災害後の官である政府と、民である東電の対応には多すぎる。
どこも同じような情報を流すメディアを信じてしまっていいのか。
正直私は、そう簡単には信じないぞ、と思ってしまっている。
ならば情報は、少しでも自分で集めなくてはならない。
楽天的な自分も、ここで前面に出てこない在野の意見、情報を
一度見渡してみようと思った。

慎重な方は今回の原発事故について、
すでにさまざまな情報をネットから得られていると思います。
以下は、私が今日19日19時までに集めた情報です。
ツイッターもやったことのない、
どちらかというとネット音痴の自分が半日で集めたものなので、
その後訂正されているものもあるかもしれない。
もとより、分析などは私の役割ではありません。
素人感想をところどころ遠吠えしているのは床屋談義とご容赦ください。
「風評」に我々日本人は敏感だと言うことは十分承知しているので、
以下の情報は、あくまで「現在TVなどの報道と反対の立場から」発信されたもの、
を中心に集めたもの、ということを再度お断りしておきます。


これは、ドイツのシュピーゲル誌が研究者に依頼して作成した、
「福島原発における放射性物質の飛散シミュレーション」である。
ちなみにシュピーゲル誌とは、ドイツ国内で最も売れているニュース週刊誌で
ハンブルクに本社のある、アメリカでいうところのタイムやニューズウィーク
といった位置にある雑誌である。

NYタイムズでも同様の動画を作成している。
シミュレーションに大きな違いはなく、これを裏付けるように
18日、アメリカ西海岸に放射性物質物質が到達したことが報道された。
アメリカでは今回の事故がアメリカ本土に対して与える危険性の周知に努めている。
我々がさまざまな危険性を知るのが
海外のメディアからであるのはなんとも悔しく、腹立たしい。

フランスでは放射線防護原子力安全研究所 IRSNがシミュレートしている。
こちらでもシミュレーションの結果に大きな違いはないが、
明日20日までのデータがあるのでありがたい。


以上のシミュレーションは単位(ベクレル毎平方メートル?)がよくわからないのだが、
花粉情報のように色分けされているのがわかりやすい。


もう少し「ベクレル」の単位がわかりやすいサイトがありました(3/20)。
それによると、「放射能がGBq(10の9乗 Bq)を超えると人体に影響を及ぼす危険性があるとする見方がある。」のだそう。しかしそれでは、原発のほんの近くでも大丈夫な範囲ということになるが。


赤であろうと日本では「健康に被害のないレベル」であるのだろう。
18日の報道でにアメリカで検出された量が、
日常生活において一年間で自然界から浴びる100万分の1であるとのこと。
アメリカに届いた日というのもシミュレーションに一致している。

ここで、「放射性物質」と「放射線」との違いをご存じだろうか。
私は昨日まで意味的には同じものと思っていた。
NHKはじめ、TVでは「放射線」という「線量」の計測結果を流している。

現地から出る放射線量というのは距離が離れるにつれ、弱くなるのは当然だ。
東京でも十分安全な量だ。
しかしそれと「放射性物質」というのは別物だ。
風に乗って周辺に飛散するのは花粉の飛散を想像するとわかりやすい。
問題は、(放射)線量というのは現地からの距離に関係が深いが、
放射性物質というのは数が問題で、それが一つでも落ちたところでは
放射能を出し続ける、ということだ。


以上、線ではさんだ文章は正確ではないようです。
放射性物質の存在は普通、放射線量で量り、
仮に放射性物質が飛来していたとしても放射線量で計るしか方法がないようです。
ちなみに「放射性物質」と「放射線」の違いなどはこちら
20日夜のNHKスペシャルでも、IAEAが来日していたとき、
放射線量を計測して「ひとまず安心した」と言っていました。


花粉との比較においては飛散の数に天文学的な差があるとはいえ、
吸い込んだりして体内に取り込むと、わずかでも被ばくし「続け」、
がん発症の可能性が高くなる。
これが体内被ばくであるのは頻繁に報道されている。

「放射線量」とは、あの「マイクロシーベルト」とかで発表している数字である。
レントゲンやCTスキャンとの比較がなされているが、
これは今の事故における人体への影響としてのデータとしては
あまり意味がないのである。

遠く福島原発から届く放射線量と、
風に乗って飛んできた放射性物質の目の前の存在、危険性とは別物だ。


これについても前述の通り。
放射性物質は放射線量ではかるようです。


先ほど発表のあった茨城県の野菜(現時点でほうれんそう)から
基準値を超える放射線を検出したと会見で述べた。
これは放射性物質が飛散してついたからではないのか。
この季節、ハウス栽培されているはずのほうれんそうから検出されたのならば、
「農産物」全般に拡大して解釈するのが合理的ではないのか、
すでに福島県では16日に、水道水から検出されている。
最新記事はこちら。
「問題ないレベル」というのは問題でなく、
「通常なら検出されない放射性物質の検出が続いた」ことが気に掛かる。
いずれも「健康にはまったく問題ない」と発表されている。
※ちなみに気になるデータは文部科学省HPで見ることができる。
全国の放射線モニタリング状況
上水道のモニタリング

こういう危険性を周知し、上記のようなシミュレーションをした上で
広く情報開示するところが今の日本にまったく見あたらないのは
いったいどういう事だろうか。
TVではどの局も「今のところ安全」
「ただちに健康に影響が出るレベルではない」といった安全啓蒙と
楽観論の繰り返しである。


不思議なのは今回の災害、
すでに一週間が過ぎているが、政府関係者がまったく被災地の
現場に立たないのはどういうことか。
これは被災重点地区三県の知事も同様だ。
出てくるのは市長レベルの、
国に対して「お願い」しかできない人たちでしかない。
震災直後にアリバイ的に現地に日帰りで飛んだ総理、
厚生大臣時代の「かいわれ」以上に説得力に欠ける行動になった。

人は見かけによらないのだろうか。
時々顔見せに会見する事故に関係する重要閣僚、
松本龍防災担当相、北沢防衛大臣、そして菅総理らの貧弱な風貌と
中学生レベルの会見、コメントを聞いていると
彼らにこの国の命運をかけていることに暗澹とした気分になる。
防衛大臣などは先日のヘリによる放水という命がけの行動に対し、
隊員に対してねぎらいの言葉もなかったという

さらに枝野長官は経過説明役なのでここでは別にして、
東京電力の保安員スタッフがすべての説明を負っているが
これを作った東芝、日立などの技術者は2日前に
東電と福島に向かったとの報道があった。
これも事故当初から思ってたことだが、
まったくの素人の自分でさえ、どうして作った会社が対応にあたらないのか
不思議に思っていたら事故後5日もたってやっと腰を上げたというのだ。
ここでも素人の疑問が当を得ていたことになる。

政府、マスコミ、ジャーナリスト、学者、防衛省、そして企業
日本はいつの間にか信じられないほど人材のレベルが低下していた。
その事実がつぎつぎに裏付けられていく。
震災に際して落ち着き、秩序だった行動をとる日本国民、
原発に残り、死を覚悟して復旧にあたる東電職員、
それをバックアップする警察、消防、自衛隊、
国内はもとより、世界が賞賛している。
しかし一方で「信じられないほど場当たり的」で
「日本の技術力を見直さなければならない」とも

世界中に報道されており、まったく悔しい限りだ。
NYタイムズではこの命がけの消火活動を
Frantic Repairs Go On(半狂乱の修理がはじまった)」と報じている
とほかのブログに出ていた。。
他人事のように報じる米メディアだが、
福島原発の設計元はアメリカのGEである。
アメリカが恩着せがましく協力を申し出ているが
日本に即刻呼びつけて対応を迫るべきだ、という声がネットであがっている。
昨年のトヨタのプリウスの件(結局無罪放免、米国側陳謝)で、
いったい日本のトヨタはどれほどの説明と対応を迫られ、損失を被ったか。。。
トヨタの車が好きなわけではないが、思い返せば腹が立つ。

長くなってしまって恐縮だが、
最後に17日放送された番組で
今の原発報道に大きな疑問を投げかける内容のものが
You Tubeにアップされている。
ネット時代とはありがたいもので、こういうcs放送なんかも
必要なものは誰かがみんなが見られるようにしてくれる。
コメントしている広瀬隆は以前から原発反対の立場から活動していて
「東京に原発を!」などの著作で有名だ。
そういう立場からの意見であることをあらかじめ知ってご覧いただきたい。
しかしただのノンフィクション作家ではなく、
早稲田大学理工学部(応用化学)から大手メーカーの技術者の経歴を持っている。
あの立花隆によって講談社ノンフィクション賞に推挙されたものの、
辞退したという骨のあるジャーナリストでもある。
http://www.youtube.com/watch?v=veFYCa9nbMY (1/3)
http://www.youtube.com/watch?v=wlVlmyyNxlw (2/3)
http://www.youtube.com/watch?v=rpcuM1v90XE (3/3)
楽観論ばかり報道されている中で、
「反原発」の立場からの意見に耳を傾けておくのも必要かと思う。
内容は相当にショッキングなものである。

また、時間がある方はこちらも。
こちらも反原発の立場から、17日に参議院の議員会館で行われたもの。
福島原発の現状と予想される危険~後藤政志さん
30分ほどの映像なのでちょっと長いが、
素人の議員向けにわかりやすく説明されている。


明日の外部電源の接続は、最後の望みに近い。
なんとか成功してもらいたい。
この日本のためにも、子どもたちのためにも。
スポンサーサイト

Tag:東日本大震災 東北・関東大地震

COMMENT 0

WHAT'S NEW?