見てみたい日曜美術館、40年間のアーカイブ(その3)

 05, 2016 02:24
No178「私と今西中通」出演野見山暁治(1979年)。
野見山暁治さんはくりかえし今西中通について書いていて、
そのエピソードがとても印象に残っている。
ちなみに野見山さんはその後何度もこの番組に出演していて、
多いときには一月に二度出演しているときさえある。
ひょっとしたら最多出演ゲストかもしれない。

No180「私とカルダー」出演堀内正和(1979年)。
敬愛する彫刻家堀内正和はその後放映されたアトリエ訪問が、
私が田中一村発見の回と同様、もっとも面白かった番組だ。
堀内氏が、これも私の好きなカルダーをどのように語っていたのか、期待が膨らむ。

No189「私と辻まこと」出演串田孫一(1980年)。
お互い登山家で雑誌アルプの同人、
串田孫一も詩人、作家であると同時に線描の画家でもあった。
おそらく山を舞台にした交流に、どんなエピソードが聞けたのだろう。

そしてNo305「アトリエ訪問 堀内正和」(1982年)、
私が番組を見始めたのはこの1982年頃だったと思う。
恩師の竹中保先生は堀内正和の抽象彫刻とその制作プロセスに
造形の基礎のすべてがあり、番組を見ることを強く勧められた。
実際番組はたいへん面白かった。
立体の数学的な組み合わせの妙が、有機的な風景を作り出す造形の不思議さ。
写真は東京都美術館外側に設置されている「三本の直方体 B」。
三本の直方体 B

鼎型に組んだ三本の直方体を真ん中水平面で切断し、
面に沿ってねじるように60°回転させるとこのような不思議な立体になる。
簡単な形がほんの少し視点を変えることによって、見たことのない形があらわれる。
堀内正和の立体作品には、何もかも確立された現代に、
手の中でまだこんな新たな形の発見が可能だという新鮮な驚きがあった。
この堀内正和の回は再放送があり、それを録画して何度も見て東京へも持ってきた。
録画はしたものの、その頃の部屋にあったTVが白黒だったため、
カラーで録ったものをモノクロで再生するという残念なビデオだった。
(当時でも白黒TVはかなり時代遅れで、むしろ珍しかったはず)
それほど大事にしていたビデオだったにもかかわらず、
上京後最初に暮らしたアパートの湿気がものすごく、
押し入れに掛けてあった見慣れない真白のジャケットを「おや?」と思って見たら、
全部カビだった。
カビはしまってあったビデオテープにまでおよび、
気がついたときには再生不能となって泣く泣く処分したのだった。
以来、映像は見ていない。

アトリエ訪問と言えばその前年に、石牟礼道子が浜田知明を訪問、というのがあり
これも見てみたい。
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