山王の洋館

 12, 2016 02:34
山王の洋館
(水彩に炭)
大森に近い山王のこのあたりは馬込文士村の一角を占めてりっぱな家が多い。
急な坂道というよりは、崖に民家が張り付いているような様子だ。
そもそも家が建つような地形ではなかったように見えるが
町自体は古く、空いている隙間はすでにどこにもない。
縫うようにのびる道は、車も入っていけないほど細い。
このようなところによく建てたものだ。

竹中先生が亡くなって5年になる。
8日、うちには仏壇も線香もないので、
部屋でイタリア土産の紙のお香に火をつけた。
久しぶりに使ったのだけれど、びっくりするほど煙が出たので一枚で終わりにした。
30年前の、先生の笑った顔が思い出された。
私はその頃の先生の年齢を、いつの間にか過ぎてしまったようだ。
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