浦賀水道へふたたび

 20, 2016 12:15
キャンバスメーカーのフナオカが世の中から消えて、
すでに一年が過ぎていたと最近知った。
経済新聞を読んでいても、気がつかない。
そもそも記事になっていたのだろうか。
偉そうなことは言えない。
画材店で山積みされた貼りキャンバスの中でフナオカ製は他と比べ5割ほど高く、
私もめったに使わなかった。
裏から見た木枠とキャンバス生地の高級感は一目瞭然で、
たまにこのキャンバスを手にすると、
私などは「無駄にしまいぞ」と気持ちが高揚したものだった。
日本を代表するメーカーとはいえ、30人ほどの零細企業だ。
ほとんど手作りに近いその製造工程を工場見学した人のBlog記事が
ネット上には今もあちこちに見られる。
キャンバスから少し遠ざかっていた間の出来事だった。

浦賀水道をゆく船-1(ガッシュ)

近所のどこに出かけるのもおっくうになり、
先月訪れた浦賀水道を望む、馬堀海岸へふたたび出かけた。

浦賀水道をゆく船-2

この日はいつもより、通過する船の数が少ない気がした。
いつも同じところに浮いている船もあるようだ。
海上の作業船だろうか。

浦賀水道をゆく船-3

画材店やメーカーは今では、趣味で描くアマチュアが最大のお客さんだという。
若い世代ではないだろう。
国内の小売りといくつかのメーカーは、
遠からず経営として耐えられなくなるんじゃないだろうか。
フナオカ製キャンバスは倒産から一年経った今もまだネット通販の棚に並んでいる。
どれも「在庫限り」の但し書きがあるものの、
一年経ってもなお売り切っていないことに複雑な思いがする。

フナオカキャンバス
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