「城南島から」

 26, 2016 02:58
城南島から
(ガッシュ)

不透明水彩のいいところは、何度も手を入れ直すことができること。
この画も複数回、上から色をつけ直した。
なにせ、暗いところで写生しているので、
帰ってから明るいところでスケッチブックを開いてみると
「えっ」ということになる。
前日もやってきたのだけれど、まったく不本意な上がりだったので
もう一度足を運んだ。

浦賀まで出かけなくとも、ここへ来れば船が見られるだろう、
そう思って、城南島公園へやってきた。
ところが、浦賀であれほどひんぱんに通過した船の姿が、
同じ東京湾なのに見あたらない。
やってきた時間が遅かったせいもあるのか、
目の前を通過したのは高速船か、東京湾クルーズの船くらい。
日が沈み始めて湾岸の風景は、刻一刻と表情と色彩を変えた。
やがて筆の先も見えなくなった頃、
あれほど待った大型船が三隻、続けざまに目の前を通過していった。
窓もない貨物船はその時間、真っ黒なシルエットを見せただけだった。
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