東京湾をゆく船-1

 08, 2016 02:33
東京湾をゆく船-2(ガッシュ)

油断をしていたら風邪を引いてしまった。

先日フィリピンの新しい大統領が来日した。
日本ではまるでアジアのトランプ氏という扱い一色だけれど、
本当にそうだろうか。
まん延する薬物対策に無茶な取締をしているかもしれないけれど
超大国の代理覇権争いの的にされそうになったのをああいう突っ張り方をしたのは
日本にはできないというより、
どちらにも与せず、どちらからも国益を引き出すという発想が
日本の政治家にはないのだろう。

東京湾をゆく船-3

海の見える場所に来て、船をちょこちょこと描いていると
なにも考えずに空っぽの状態になれる。

かつて欧州を旅した人と話をすると、
必ずと言っていいほど、シリアラインのすばらしさを口にした。
名前からしてロマンあふれる響きがある。
そのシリアラインに乗り、
トルコのイスタンブールの港に入っていくときの眺めを私はよく想像した。
つまりシリアラインとは、シリアとトルコを結ぶ航路なのだと、そう思っていた。
しかしそれはまったくの間違いで、スウェーデンとフィンランドを結ぶ北欧の
バルト海クルーズの航路だった。
誰もが忘れられないと言ったその船旅は、
私が思い込んだものとはまったく違う場所を走っていたのだ。

実際のシリアは今や普通の状態ではなくなった。
国民の半分が国外へ逃れている。
しかし思い違いだけではなく、シリアへの船旅は5年前まで、
きっと素晴らしく美しいものだったに違いない。
報道写真で見るアドリア海は今、ひどく悲しい海だ。
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