東京湾をゆく船02

 18, 2016 01:31
東京湾をゆく船-1

ずいぶん前の日曜美術館にて、
彫刻家堀内正和さん(1911~2001年)の日常と制作風景を紹介していた。
その素顔はシャープな抽象彫刻作品からは想像しにくい、
工作好きのぼんやりした温和なおじいさんという印象だった。
作品はまず方眼用紙にスケッチを試行錯誤し、
次いでマケットと呼ばれる小さな模型を紙で制作する。
立体的にチェックして最終的に形が決まれば、それを鉄工所に発注し、
金属製の大きな作品に拡大制作していくという過程を詳しく追っていた。
私はその行程が珍しくて、画面を食い入るように見ていたのが昨日のようだ。
作品も完成に近い段階で、堀内氏は作品のエッジを特に気にする。
「ここをもう少し丸く、アールを付けないと子どもが触ったらケガをするから」
そう言って職人さんにしつこく注文を付けていた。
作品は屋外の公園に設置されることになっていた。
その頃通っていた研究所の竹中先生は、番組のこのシーンにとくに注目するよう、
繰り返し生徒に促しておられたことを覚えている。
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