年始の夢想(東京湾をゆく船-09)

 13, 2017 15:36
東京湾をゆく船-09(ガッシュ)

先週の新聞に出ていた記事で
今まで65才以上の人に対して呼んでいた「高齢者」という言い方を
これから75才以上の人に対して使おうではないか、というような
一見どうでも良さそうな記事が出ていた。
何かいいことがあったのか、という感じの物言いだ。
おそらく近い将来定年をさらに先に伸ばし、
同時に老人医療や年金支給年齢をカットするつもりなのだろう。
高齢になっても働きたい人は働けばいいが、
「一億総活躍社会」などと言われると
身体が動く者はすべて働かないと暮らして行けない世の中という気がして
どうも殺伐とした感じがしてくる。

ギリシャという国は以前、50代で定年、
多いときでは働く人の1/5が公務員の彼の国では、
その後は悠々と余生を送っていた。
観光立国であると同時に海運国でもあり、男たちは船乗りが多く、
言葉を交わした人は例外なく日本の横浜や神戸の名を懐かしそうに口にした。
女性はどういうわけか不機嫌な人が多かったが、男性は皆活き活きとしていた。
50代で年金生活などするから今、国は破綻しているのだと言うけれど
ユーロに飲み込まれるまではそれでうまくいっていたのだ。
日本並みに長寿の国になればそれは無理が出てくるかもしれない。
翻って日本ならば、外貨をうんと稼ぐ企業がたくさんある。
高齢でも働きたい人も大勢いる。
ここにきて外国から観光客が増え続け、
(ギリシャのように)観光立国としてやっていけそうな気配がある。
長寿でもうまくやっていけるのではないか。

ときどきそんなナマケモノの夢想に熱中したりしている。
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