多摩川監視所風景

 07, 2017 01:32
多摩川監視所(ガッシュ)

多摩川の水位を監視するこの空中の小屋からだったら、
天気によらず快適に風景が描けそうだ。
穏やかな秋晴れの水辺風景を見ながら川沿いの遊歩道に立っていると
川が暴れた時の表情は思いもつかない。
先週まで繰り返しやってきた季節外れの台風の痕跡がいやでも目につく。
おびただしい草木やごみの漂着物が河川敷のあらゆるところに絡みつき、
金属製の手すりがぐにゃりと曲がっている。
すぐ近くの堰を大幅に超えた水位は、この歩道をも飲み込んで流れたようだ。
散歩やランニングをする付近の住民や釣り人を含め、普段の姿を取り戻した川沿いの風景は
この世に心配事などまるでないような佇まいだ。

いつの間にか日は短くなり、夕方4時を過ぎると、早くも夕闇の気配がある。
手早く描いて画材をザックにしまう頃には、風は秋の終わりの冷たさだ。
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