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京終

 06, 2018 23:11
「京終」
(ペン、色鉛筆)

午後から奈良駅(近鉄)に出た。
昔、ニチイがあった裏通り、
ずいぶん変わってしまって以前の面影がない。
どこまでも南下していくと古い街並みはとぎれて、
どこにでもある新興の住宅地になった。
ここまで歩いても描く場所が決まらない。
線路脇の高台で途方に暮れていると、向こうからやって来る緑の電車が見えた。
この路線(桜井線)、まだ単線だったか。
「京終」と書いて「きょうばて」と読む。
奈良の駅名や地名には、他の土地の人には難読語が多い。
この先の「帯解(おびとけ)」や「櫟本(いちのもと)」なんかも読みにくい。
運航本数が少ないせいか、線路脇の敷地に柵らしいものも無い。
南側の空はよく晴れていたけれど、北側には一面厚い雲が覆っている。
ときおり雪が降って、インクがにじんだ。
陽の当たる冬枯れの風景は色彩に乏しく、風景自体が昼寝をしているような風情で、
ここはペンと色鉛筆で描くことにした。
背後の駅詰め所の敷地は正月早々開放されていて、
一階に並べられた台の上には「販売中」と書かれた植木や花が並んでいる。
職員の人が育てたものだろうか。
東京ではまず見られない駅ナカ風景だ。
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